抗癌剤治療中のヘアケアについて

抗癌剤治療が始まると、使用する抗癌剤や個人によって差がありますが、副作用として脱毛が始まります。最近では高品質の医療用ウィッグが販売されるようになり、 抗癌剤治療中でも様々なヘアアレンジを楽しめるようになりました。治療を終えて地毛でヘアアレンジを楽しむためにも、治療中にしっかりとヘアケアをするようにしましょう。

脱毛が始まったら

投薬が始まったら大体2週間で脱毛が始まります。癌細胞は増殖スピードが速く、その癌細胞を攻撃するために癌細胞以外の細胞も攻撃してしまいます。その副作用の一つが脱毛で、 抗癌剤を使用している間は、頭皮や皮膚のバリア機能が落ちてキズが治りにくくなります。

治療中は、普段よりも優しくシャンプーをするようにしましょう。頭皮を強く刺激すると血行が良くなり、抗癌剤が効きすぎる可能性があります。また、頭髪がすべて抜けてしまっても、 シャンプーをして頭皮を清潔にしておく必要があります。たとえ髪がなくても、頭皮は皮脂や埃で汚れています。毛穴が汚れると健康な髪が生えにくくなります。

シャンプーの選び方

抗癌剤治療中は頭皮がデリケートになっているので、刺激の少ないシャンプーがおすすめです。医薬部外品には、殺菌剤が入っているものが多いので避けるのがベターです。
殺菌剤は刺激が強いので、治療中の頭皮にはよくありません。また、洗うときは、爪を短く切ってから指の腹で洗うことが大切です。

レゼルでは女性患者の声を参考に作成した医療用ウィッグを販売しております。自然な仕上がりになるように高品質の耐熱ファイバー素材を使用し、 脱毛前後でも頭のサイズの変化に対応できるよう、フリーサイズとなっています。インナーキャップは頭皮保護機能に汗吸収を加え、装着時の快適性を向上させました。癌と闘う女性が、 女性としての喜びや幸せを忘れず「笑顔で過ごせるように」という願いを込めて作成した医療用ウィッグです。お手伝いできることは僅かかもしれませんが、少しでもお力になれれば幸いです。

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